あるバナナ

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateramのあるバナナのレビュー・感想・評価

2.4
原作プレイ済みです。

様々な出来事が早足で目の前を通りすぎていくばかりで、それらの渦中にいる登場人物たちに共感できなかった。
尺の都合で描写の多くをカットしたことが原因で、それはもう仕方がないことなのだけども、それを補えるだけの演出も無かったのが残念。

加えて、バトルシーンの迫力も満足のいくレベルでなかった。
攻撃を放つトリスタンは直立不動で弓の弦をいじってるだけだし、ゴリラのガラティーンもエフェクト不足でしょぼく見えてしまった。
キャラがあまり動かず、カメラの動きも少ないんじゃ迫力の出しようが無いよなあ・・・。
そもそも、バトルパートへの移行も結構雑だった。
例 ベディ対モードレッドのシーンは、わざわざタイマンにせずとも多対一でよかったのでは?


テレビシリーズのときも思ったけど、FGOのシナリオって、あまり映像化と相性が良くなさそう。文字だからこそ納得できていた描写が、わざわざ動画にすることで腑に落ちなくなっちゃってる。
例えば英霊剣豪ラストの、「俺は村正だから厭離穢土城を切れる!なぜなら俺は徳川を切る者で、穢土城は江戸城とも読めるから!(ダジャレ)」とかヤバい。

それはそれとして、マシュの声、高橋李依さんの透明感のある声はやっぱり好き。
動いてるマシュが見られるだけで満足なところは確実にある。
あと、マシュとニトクリスの入浴サービスシーンが追加されてたのは嬉しみでした。

ベディの回想、脳内アーサーとか丘で円卓が争ってるとこも良かったかも。
あるバナナ

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