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砂塵のtransfilmのレビュー・感想・評価

砂塵(1939年製作の映画)
4.3
1939年、マレーネ・ディートリッヒとジェームズスチュワートが共演している西部劇です。
ボトルネックという、汚職と暴力に支配された架空の町に、法と正義を重んじる男、ジェームズスチュワートが舞い降りる。
映画の雰囲気は、どことなくヨーロピアンな印象だった。特に酒場のインテリアと、マレーネ・ディートリッヒがそんな感じかなという気がしました。
この人といえば真っ先に思いつくのは「情婦」の姿なんですけど、マレーネ・ディートリッヒは、顔が特別美しいというよりは、雰囲気美女だと思います。
大人の女性で、知的で、どことなく影があって。フィルムノワール系の女優だと思う。

ちなみにこの映画自体はフィルムノワールではなく、
むしろコミカルな映画です。時々ものすごく古さを感じるジョークもあったけど、結構笑えました。

ジェームズ・スチュワートはイメージ通りの役でしたね。
ラストシーンのジェームズスチュワートの表情が最高だった。この終わり方は、ハリウッドのクラシック映画らしいし、それに名作映画と呼ばれる作品にも相応しい、素晴らしい幕引きだと思いました。