ナチスというだけで相変わらず何でもありでナチスなら仕方ないかと設定のハチャメチャ感も許せてしまいますね。
前半の戦争描写も素晴らしく、戦場で一瞬でも気を抜いた人間は容赦なく死んでいく…というか『俺、この作戦を無事終えたら本を出版したいんだ』…なんて典型的な死亡フラグ建てるなよ！と。中盤からのスリラー展開含めて、エンタメ全開でとても面白かったです。
仲間5人（1人は女性）もありがちなキャラではあるのですが、きちんと関係を描いていて、主人公のヴォイスのネズミ一匹殺せない青二才な兵士の成長物語として観ても秀逸。バラバラだったチームが後半はお互いを認め合いチームワークがとても強くなっているのもGood！
ゴア表現もかなりグロく、頭部爆発当たり前、人体実験された人間たちの末路などぼかしも無く映っているのでそういうのが苦手な人は注意ですね、血清の作り方もかなりB級な設定なのも最高です。前半と後半で一粒で2度美味しいアーモンドグリコのような作品でした。
