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ある画家の数奇な運命のmiyuのレビュー・感想・評価

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)
4.3
『善き人のためのソナタ』が、結構 好きだったので…
本作を鑑賞しようと思っていたのに、すっかり忘れていまして…💦
でも、開明獣さんの美しいレヴューを読んで…
「あっ 見たかったヤツやん…」って 思い起こさてもらい ギリギリセーフでした👍
ホントに あざーす🙏
京都ゎ本作、最終日に滑り込みました。。。

ドイツ映画を…
ワタシゎいつも 泥臭いドイツ映画…って表現していたのですが 本作ゎその泥臭いイメージが、激減して、洗練された作品に仕上がってました。。。
でも アメリカ映画とは また どこか違うんです!!上手く言えませんが…

主役のトム シリングゎ『コーヒーをめぐる冒険』や、最近、再鑑賞した『ピエロはお前を嘲笑う』が印象的で、好きな顔立ちです💕

本作…
ナチスの影響…
ヒトラーの負の遺産…
東西に分かれたドイツの分断…
亡命と芸術…
戦時中のナチスの罪…

様々な事が胸を突き動かし 何度ともなく泣いてしまいました。。。

特に、冒頭に出てくるリヒターとおぼしきクルト少年と叔母のエリザベイトが、芸術展鑑賞に行く所から話が始まりますが…
優性な遺伝子を残すと言うナチスの考えから
その叔母は、いらない人間に分類され 粛清されてしまうんです。。。
たまらないです💧💧💧

ナチスとの関わりで クルト少年の父も最終 自死を選んだり…
様々な不幸が彼に襲いかかるんです。。。

そんな彼が 好きになった女性が 叔母を死に追いやった医者のムスメで…
運命と言う巡り合わせでしょうか!?

主人公ゎ東ドイツでは画家として、そこそこ認められていましたが…
結婚を機に 西ドイツへ亡命します。。。

また…
優性遺伝子を残す…って言う義理の父の考えから
娘をわざわざ中絶する父…←この父が 叔母をガス室に送るきっかけになる

いろいろな複雑な糸がもつれあいながら
主人公が、作った作品とは…
みたいな映画でした🎬

☆☆☆
以前見たアンジェイ ワイダの『残像』って言う映画を本作を見て、思い出してしまいました。。。
東西ドイツが分断していた時代、東ドイツで 芸術が壊されていった事を!

彼が西ドイツに行く決断ゎ 良かった…
って 思ってしまいました。。。
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