おきゃん

7月22日のおきゃんのネタバレレビュー・内容・結末

7月22日(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ノルウェーで実際に起きたテロ事件の実話。

頑張れば泳いで渡れそうな距離にあるウトヤ島という島で、
お金持ちで優秀な学生が集まって国際交流も含めたサマーキャンプが開催された。

その頃、今までずっと友達がいなく、家庭にも恵まれなかった孤独な男が極右の過激派を名乗って政府庁舎をテロ。

その足でサマーキャンプが行われている島へ向かい、学生らに乱射。死者77人重軽傷者100人以上の大事件となった。

犯人はネオナチを名乗るネトウヨで、犯行はたった1人で行われた。
1人でやったにしては、かなり犠牲者を出してやがる。

移民を積極的に受け入れるノルウェーの労働党に対してのネオナチ代表としての抗議だったみたい。

しかし実際蓋を開けてみればただの友達がいない精神病の奴がネオナチを語って勝手に暴れた。
と世間には捉えられてしまう笑
犯人にとってこれ以上の屈辱はないと思う。
痛い所突かれてる笑笑

ただ犯人が言うことも多少理解出来る。コミュ障にとって住む場所はネットの中だし、近所の外国人なんて恐怖でしかないのだろう。

自分は頭が良くて正義だと、世間に認めて欲しい一心。
やはり完全にガキ。かまってちゃん。

作品ではそう見えるように描かれているのでそう思ってしまうけど実際どうだったろね?プロパカンダかな?
中立的な話も聞いてみたい。

頭良くてお金あって友達も沢山いるサマーキャンプの白人に嫉妬して移民に八つ当たりして諸共撃ちまくったのに違いない。と私は思っているけど。

開始30分くらいは、かなりハラハラドキドキします。
それ以降は被害者の少年1人を軸に話が展開していき、その少年が今は政治家を目指しているというオチ付き。

私としてはオチそれだと作り手が偏っている気はしたけど。
実話だから仕方ないけど、もっと犯人側の生い立ちも知りたかったなぁ。

今私の生活圏のコンビニの店員さんはほぼほぼ外国人。
コンビニで働いていた日本人はどこへ。。ウーバーかな。。
毎年確実に東京に外国人が増えていくのを実感しています。

我が国は島国だから未だにのほほんと暮らしているけど、
自分らの子どもの世代を考えると今のうちに子どもたちには人種関係なく沢山の友達を作らせたいし、少しでも「怒りの種」は植えないでいたい。

人生は自分がどっちにハンドルを切るかで大きく変わる。
まだ運転の出来ない子どもには良識ある大人が優しく教えてあげなければ、いつか事故を起こす。

自分には子どもがいないけど、甥や姪や友達の子ども、自分が出来る範囲で見守りたいし周りもそうであってほしいです。
おきゃん

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