よし

ROMA/ローマのよしのネタバレレビュー・内容・結末

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

望まれない赤ちゃんがかわいそうだった。

映画としては感心するところがあって良い映画だと思うのですが、『辛い人生でも頑張っていこう!』という単純な話ではなくて、人間の悪意や無神経さがそのまま映画にされていて、割りと落ち込むので人にはお勧めしたくない。

監督はわざとソフィアがクレオに怒鳴ったり、テレサがクレオの誕生日も知らない、というシーンを入れている。どれだけ愛しているといっても、クレオは召し使いで(クレオの雇い主家族が善人だからこそ余計に)召し使いは家族や同じ立場にはなれないんだよ、という現実を見せ付けられた時に悲しく感じる。
彼女たちはどうやって希望を持って生きることができるんだろうと思う。
よし

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