このレビューはネタバレを含みます
今回は題材とクリストファー・ノーラン監督との相性が良かったように思う。
曖昧で詩的な台詞はともすればかっこつけにも見え、映画鑑賞を妨げるイライラの元凶にもなるが、作品の中で私が理解した量子力学、つまり、粒子であり波であり、数学であり音楽や絵画、小説でもある、と調和していた。
原爆を生み、世界を滅ぼした男。
アメリカの強さの象徴となり、世界が平和になれる未来を奪った男の話。
たまに腹のたつシーンはあるものの戦争シーンはほとんど出ないので日本人にも観やすいと思う。
とても良かった。