さんしち

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERのさんしちのレビュー・感想・評価

4.5
『ジオウ』『ビルド』をメインに据えつつ、さらにはイマジンの登場により『電王』の設定までも絡む複雑な一作。それらを貫く柱としてメタフィクション要素に真っ正面から取り組む姿勢に、「映画屋」として平成ライダーを「作り」続けてきた人間の矜持を感じた。もちろん、一本のシナリオとしてまとめあげた下山健人さん、アクションの引き出しも豊富で初の劇場監督ながら引き締まった画を撮っていた山口恭平監督をはじめとするスタッフ陣の仕事も光る。掛け値無しに平成の総決算に相応しい名作でした。
さんしち

さんしち