RYUYA

記憶にございません!のRYUYAのレビュー・感想・評価

記憶にございません!(2019年製作の映画)
3.5
屁こきながらYouTube見てたら爆問の太田さんと三谷さんが激論してる動画出てきて、太田さんが「あんたの映画はアメリカンナイズされすぎ。黄金期のコメディをそのまま輸入してきて、元を知らないアホな客を騙してるだけ。クソが!」みたいな旨の話でケチョンケチョンに毒吐いてたんだけど、俺もずっと同じこと思ってたからクソ笑った。要は笑いの取り方の話なんだけど、言葉や間で巧みに笑わせるのが日本的なら、アメリカは見た目や動き。どうだろう、やはり三谷映画は後者だと思う。今作でも、恵比寿様並に福耳の議員がいたり、半袖半ズボンのスーツを着たクールビズ議員がいたり、ROLLYがいたりと、アメリカ的なコテコテな笑いが要所にあった。本当はもっと意地悪なのにわざと分かり易い笑いで見せるのが三谷さんの最大の特徴であり、俺も嫌いになれないとこだなぁと、この映画を見て思った。本当に、何も考えないで見れる。政治の映画なのに、今のこの不況を、政治を忘れさせてくれる感じ、超ハッピー。誰1人笑わなかった未曾有の失敗作『ギャラクシー街道』の汚名を、若干返上。おかえり幸喜。
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