原題: At Eternity’s Gate
ゴッホが自殺したと言われ続けてきたのは当時の、彼に相反する関係者がそう望んだから?数多の研究者により彼の病状からそう結論付けられ疑われることが無かったから?
ウィレム・デフォー演じるゴッホの瞳の奥に悲しみと、生きることへの渇望、優しさ、美しきものへの慈しみ…様々な感情が見て取れました。あの瞳…純真な、素朴さを持った瞳が心に突き刺さり最初から涙が溢れました。
マチュー・アマルリック。作品毎に素晴らしい顔を見せてくれるなぁ、と今回改めて…。彼もとても良い顔をしていました。
本作は今までのゴッホの伝記映画とは演出、ストーリーとも一線を画していて、真相はどうなのか分かりませんが、私は本作を信じたいと思います。病状も回復しつつあり、これから思いのまま大好きな絵を描くことを夢見ていたのだと…。