ゾンビ映画版ワイルド・スピードですね、これ。というのも、"ファミリー色"が滅茶苦茶濃くなってるし、このシリーズを無駄に長く続けて欲しいってマジで思いました。ゾンビ映画の続編がこんなに面白くなるなんて。
新たなルールを増やしたコロンバスと破天荒でミニバン糞食らえなタラハシー2人の名コンビっぷりがたまらん。離別するもなんだかんだで戻ってくるクールなウィチタ。10年の時を経てすっかり大人になったリトルロック。4人のレギュラーメンバーの個性ややりとりが見ていて最高に楽しい。豪華なキャスト達がよく回帰してくれたと思いました。
銃を持たずギター片手のヒッピーのバークレーやガーリーで頭空っぽなマディソンといった新キャラたちもなかなかの強者揃いで、アメリカの土地に沿ったキャラ名なんかも魅力のひとつ。
序盤のゾンビ連続射撃オープニングに、コロンバス指揮の下バスを囲んだvs新種ゾンビT-800戦。コロンバスとタラハシーのそっくりさんが登場し、《ルールvs戒律》合戦が炸裂したグレイスランドでの室内アクション。ヒッピー平和主義によって銃がアクセサリ化された状況での集団ゾンビ戦。絶体絶命のなかで、タラハシーの出生地での民謡に基いたタラハシーのZKTY(※1),ZKTC(※2)級アクション。何処をとっても面白いアクションの連続でした。ちょっと急ぎ足な気がしたが、テンポの早さもゾンビランド。
前作を遙かに凌駕する出来に撃ち抜かれました。まだまだ彼らに2度撃ちでも3度撃ちでもされたいです。是非続編お願いします。
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※1:ZKTY…Zombie Kill of The Yearの略。Zombie Kill of The Weekの派生。その年に最もファンタスティックでとんでもない方法でゾンビを殺した者に与えられる称号のこと。
※2:ZKTC…Zombie Kill of The Centuryの略。以下省略。
