これは傑作!
時間の経過と一人一人のキャラクターの心の移り変わりをとても技巧的にかつ美しく表現している。劇場で気付かなかったけど、服装や映像の対比が細かいレイヤーで行われていたのね。
監督のグレタ・ガーウィグ「20センチュリー・ウーマン」のカッコいいお姉さん役の人か。2本目の監督作でこんな素晴らしい作品を作り上げるって、クリント・イーストウッドみたいな巨匠になるのではないかな。
自分は原作未読(もしくは忘れてる)なので特に思い入れによる阻害とかもなく本当に楽しめたな。
主人公のシアーシャ・ローナンさん、宝石のような共演者の中でも一際輝いてる。美人とかかわいいとかじゃない、人間としての芯の強さみたいな魅力がうまく演出されていたと思う。
ティモシー・シャラメの危うさの漂う美しさも、お姉さん役が意外とはまるエマ・ワトソンも、ミッド・サマーとはまた違った魅力をみせるフローレンス・ピューもみんな凄いけど、、、、
一言台詞を喋るだけで全部持っていくメリル・ストリープは化け物みたい(笑)