このレビューはネタバレを含みます
ジャケットが好きで鑑賞。
『ブルックリン』的な可愛さがあるよね。
でもまさかの胸糞でした。
これこそがリアルなんだろうな。
亡き旦那との夢を叶えて本屋を開く。
周りに何と言われようと強い意志で。
フローレンスの本気度が伝わる。
本が好きで本を読んでもらいたくて。
真摯で健気な彼女の姿に感動した。
何故応援できないのかな。
街の繁栄を目指しているなら本屋あってもいいだろ。
自分が正しくて自分の気に食わないことは認めない愚かな人間め。
何がなんでも潰してやろうとムキになってるのが恥ずかしいわ。
一方でブランディッシュさんとの繋がりは素敵でした。
本で繋がったって感じた。
同じ思いを持つ人が一緒に成し遂げようとしているのは喜ばしいことなのにな。
不思議な関係性にほっこりしてました。
ブランディッシュがガマート夫人に意見しに行くシーン。
めちゃくちゃ真剣に見ました。
彼の信じていることが声に表情に全身に表れてこっちまで叫びたくなるほどに。
全力だったからか力尽きてしまってすごく悲しかった。
彼を殺したのは夫人だと思う。
結局権力ババアの思い通りか。
あの店にどれほどの夢が詰まってたかも知らずに。
退去が決まりフローレンスが本に泣きつくシーンが辛かった。
てかノースなんだったん?
初っ端から胡散臭かったけどマジで腹立つ。
罰当たって苦しめ。
もう終わり方が切なくて悔しかったけどこれが現実で映画的フィクションがいつでも起こるわけないんだなって思った。
クリスティーンちゃんが受け継いでくれたのが唯一の救い。
フローレンスの思いを時間をかけて形にしてくれてありがとう。
ハッピーエンドじゃないけど雰囲気は好きでした。
あとやっぱクリスティーンちゃんが良いキャラクターなのとウォーリー君も負けてないぐらい良い味出してました!
エミリーモーティマー昔からずっと可愛い。
あんまり変わんないよね。
ブリティッシュアクセント×掠れ声も大好きです。
そんでビルナイめっちゃ良かった。
コメディ映画では結構はっちゃけてるのに物静かだけど熱いものを内に秘めるおじいピッタリでした。
すげえムカついたけどパトリシアクラーソンのイジワル貴婦人は完璧でした。