けいたん

マイ・ブックショップのけいたんのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.9
「世の中には滅ぼす者と滅ぼされる者がいる。」自分が上じゃないと耐えられない人がいる、悲しいことだね。

書店が1軒もない町でフローレンスは夢だった書店を開業しようとする。しかし、保守的なこの町では女性の開業はまだ一般的ではなく、住民たちに冷ややかに迎えられる。


美しい町で静かな女性がただ読書を愛し、本を売りたかっただけなのに。なんであんなことをされないといけないのだろう?

本を箱から取り出す時、本棚に並べる時、その指先から本に対する愛情が感じられる。

同じ読書好きの老紳士と尊敬し合っている関係も素敵だった。

本を読むのが嫌いな女の子にこれだけは読んでと勧めた「ジャマイカの烈風」どんな本なのだろう?今日図書館で借りてきちゃった。楽しみだなぁ。

イラッとする事が起きて、ラストは哀しさと希望と。

主人公より女の子が好きでした。