転校生のヒロイン。ある日思いもしない体の変化が起こり……。
カフカの変身的恐怖。
しばらく日常っぽい描写が続くが、真ん中あたりでトンデモ展開になる。
ヒロインが転校生で、とても子どもで、そもそも体の成長期と重なっており、あまり人に自分のことを話したがらない、という設定は、後半になり納得がいった。酒やクスリでキマって浮遊するような描写を多く描くためにも、悪い友達が必要だった。
ブルー・マインドというのは思春期の憂鬱な気分のことだと思って観始めた。でもラストで、水や魚の色だったのかなと思われた。
ケチャップ直飲みは気になった。あの辺では普通なのだろうか。
それと転校生が最初は仲の悪かったグループに入っていく様子も面白い。簡単に入ったように見えるが危険な遊びをいくつもして得た友情。だがラストだけまともっぽい友達になるのはやや不自然か。