Yukiko

グリーンブックのYukikoのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.6
2019年11月19日
『グリーンブック』 2018年制作
監督、ピーター・ファレリー。

第91回アカデミー賞最優秀作品賞受賞。

1962年、アメリカ、ニューヨーク。
トニー・ヴァレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)が
用心棒をしているナイトクラブが改装のために閉鎖。
そこで紹介された新たな仕事は、黒人ピアニストの
ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)とアメリカ
南部を回るコンサートツアーの車の運転手だった。
出発前に、グリーンブックという冊子を渡される。
この本は、黒人が旅行する時に、宿泊所やレストラン、
給油所を探すためのガイドブックだった。
クリスマスイブまでには妻子や親戚が待つ自宅に
帰りたいトニーだったが……


ヴィゴ・モーテンセンさんがこの映画ではピカイチ!
のはまり役。
他にも『はじまりへの旅』等々、何度も映画の主役で
お見掛けしているけれども、この『グリーンブック』
が一番良いです❤
下町庶民のイタリア系アメリカ人、言葉遣いは悪いし、
少々振る舞いが乱暴。
対するマハーシャラ・アリ扮するピアニストは上品。
言葉使いも振る舞いも落ち着いている。
そんな彼が稼げるはずのニューヨークではなく、
アメリカ南部で敢えてコンサートをする。
そのピアニストの「覚悟」のようなものを感じる。
実話だとのこと。

黒人差別の映画を観るたびに暗澹たる思いがする。
でもこの映画、トニーが面白おかしく、笑いもあって
観ている此方が暗くならずに済む。
トニーとシャーリーの掛け合い漫才のような部分、
ケンタッキーフライドチキンの場面、好き❤
Yukiko

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