ゴロフキン

七年の夜のゴロフキンのレビュー・感想・評価

七年の夜(2018年製作の映画)
3.8
とにかくすごかった、チャンドンゴン。髪型が。ズバッと剃り上げた前髪Mの字が鮮烈、登場した瞬間もう怖いのか面白いのかわかんなくなって来ました。
チャンドンゴンの娘が殺され、その犯人に復讐するお話、確かにその通りですが、文面通りにイメージするといい感じに肩透かしくらいます。今回は被害者側が圧倒的に強く、キャラ的にもM字ドンゴンの方がよっぽど面白、いや怖いです。なのでどっちかというと加害者側を応援してしまう珍しい作品でした。
その加害者にリュスンリョン。この人は打ちのめされる役やるとほんと上手いです。クライマックスではまた今回も迫真の演技でジワリとさせますが、やってることは普通にアウト、村人全員たまったもんじゃありません。リュスンリョンの過去のエピソードにその行動のヒントがあるけどそれでもあんなことしちゃダメですわ。


冒頭で「井戸が人を食らってる」って半狂乱になってたあの女の人、中盤でもリュスンリョンの息子の目を「見ちゃいけないよ」って塞いでたけど、あの方は結局何者だったのかな?何か大きなものを見落とした気がしてならないです。
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