漱石枕流

コードネーム エンジェルの漱石枕流のレビュー・感想・評価

コードネーム エンジェル(2018年製作の映画)
3.6
スパイ映画ではあるのだが、現実の出来事を描いているだけに爽快感はない。しかしその反面、リアリティーがある。映画としてはわかりにくい箇所があってそこはマイナスなのだが、それを差し引いても最後まで目が離せなかった。

この作品から得られる教訓は〝平和とは尊いものである〟ということ。もうとにかく、ここまで危ない橋を渡らないと得られないものだとは! 観ていて「自分だったら絶対にできないだろうな」と心底思わされた。

中東戦争を描いている映画が少ないので、その点でも興味が惹かれた。が、やはり今はウクライナ戦争と重ねてしまう。私には祈ることしかできないが、それだけでは得られないものもある。はたして彼の地にも本作のような英雄は出現するだろうか? そっと見守りたい。

[ドイツ語吹替音声+日本語字幕]2022/07/19 Netflix
漱石枕流

漱石枕流