衝撃度の高い映画。
アーサーが、母ペニーを殺した後に、自宅で見ていた若き日のペニーが写っていた写真の裏に書いてあった「愛しいぺーニーへbyトーマス」ってどういうこと?
やっぱりトーマスはアーサーの父だったということなのか?!
そして、都合が悪くなって母を精神病院送りにしたのはトーマスなのか?
幼少期の辛い生育体験が、アーサーを笑いが止まらなくなるという病気…統合失調症になってしまったのではないかと…。
年老いた母を介護する本当は優しいアーサーに、happyになれと願う母。
過去に執着し続け、自分の人生をhappyに生きられなかった年老いて弱弱しい母もまた、精神的に病んでいるように見えた。
理不尽にも不幸を背負わされた時、人を恨むことでより不幸になっていく。それは本人だけでなく、周りの人をも、更には全く関係の無い人までをも不幸に貶める。
笑顔で人を楽しませることでhappyになれる!と、それを一番望んでいたはずなのに、母もアーサーも自分を変えることが出来なかった。
カウンセラーにも通っていたのに。
カウンセラー…。
ホアキン・フェニックスの怪演が本当に凄い!!