Yukiko

ジョーカーのYukikoのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.4
2020年2月7日
『ジョーカー』  2019年制作
監督、トッド・フィリップス。

1981年、ゴッサムシティ。
大道芸人のアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)
は貧困層に属し、精神の病を抱え、福祉センターで
カウンセリングを受けながら、同居する母の面倒を看ている。
アーサーにとっての楽しみは、母親と一緒にテレビで観る
マレー・フランクリン・ショー(ロバート・デ・ニーロ)だ。
アーサーは突然笑い出すという持病のため、周囲から誤解
され、社会に馴染めず、仕事も上手くいかず、報われない
日々が続いていた。


発作的に笑い出す持病=トゥレット障害
またはトゥレット症候群。
チックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を
主体とし慢性の経過をたどるものを指す。
小児期に発症し、軽快・増悪を繰り返しながら慢性に経過
する。
トゥレット症候群の約半数は18歳までにチックが消失、または
予後は良いとされている。
チックの症状のひとつに汚言症があり、意図せずに卑猥な
または冒涜的な言葉を発する事から社会的に受け入れられず
二次的に自己評価が低下したり抑うつ的になったりすること
がある。
ただし、この症状が発症することは稀で子供や軽症例では殆ど
見られない。
・運動チック
 顔面の素早い動き(まばたき、顔をしかめるなど)、首を
振る、腕や肩を振り回す、体をねじったり揺すったりする、
 自分の体を触ったり叩いたりする、口の中を噛む、他人の
 身体や周囲のものなどにさわる、など。
・音声チック
 咳払い、短い叫び声、汚言症(罵りや卑猥な内容)、
 うなり声、ため息をつくなど
一見チックに意味があるようにみえることがあり、これが
更なる誤解を生むことがある。
またチックはある程度抑制することができる場合もある。
そのため、例えば学校等の公共の場ではチックを我慢し、
家などに帰ると安心し、抑えていたチックを起こす場合も
ある。
原因は確定していないが、基底核におけるドーパミン系神経の
過活動仮説が提唱されている。
また、遺伝的要因の関与も示唆されている。
(以上、Wikipediaから転記)


そういう病気があることを知りました。
チックというと一般的だけど、笑いが発作的に起きるのも
チックの類いなのですね。

この映画は、ホアキン・フェニックスさんの名演技に
つきます!
本当に、リアルな細かい成りきり演技が凄いです!
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているのも
納得です。
Yukiko

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