多くの人がただ生きるってことしかできないのに、毎日ただ生きるってことが本当につらい。私なんで生きてるんだろう…ってなる。
でも、ジョーカーに感情移入するだけじゃ多分違うんだろうなと思ったり。この映画で描かれたどの立場にも私はなりえるなと。
しようという意志がなければ他人の立場は慮れないし、きっかけがあれば簡単に持ち上げたり切り捨てたりしてしまう。
人間はみんな悲劇で喜劇だ。
映像の作り込みから音楽までめっちゃよかった。もっと暗くて重い気持ちになるかなと思ったけど、楽しく観られた…楽しくって言ったらちょっと変だけど。
ラストとか、コメディらしい演出もよかった。
アーサーのガリガリ加減よ…本当に大変な仕事だなあ。
序盤は物悲しいガリガリのおじさんだったのに、終盤の白塗りメイクしてるシーンがめちゃめちゃ色っぽくてドキドキ。
ホアキンフェニックスはherのイメージが強かったけど、今作はかっこよさに気付けた。
サジビーツかわいい！もっと観たかったなあ。
貧困に無縁の人が社会を作ってる限り、つらい思いをする人はなくならないんだろうな…
