このレビューはネタバレを含みます
知り合いが日曜夜に30分だけ観て挫折したというので華金に鑑賞
今まで出会った患者さんたちの話を色々思い出しながら観ていた
ダークナイト観ていてジョーカー(ブルースも)にカウンセリング受けてほしいと思ってたんだけど受けてたんだね
(精神科医療が無力に描かれているのは悲しいがそれはまた別の話)
父親のいないアーサーが銃を使うこととかずっとタバコ吸ってることとかつい解釈しそうになる。親との関係性は大事。
状況を変えたいけどできなくて、もはや全てが嫌になってきて自暴自棄な気持ちになることってあると思うんだけど
破壊的な行動(しかも自傷的ではなく他害的)に出たらどうなるかをアーサーが体現している。
アーサーの狂気を恐ろしいと思いつつも、どこか投影して溜飲を下げる、半沢直樹のような構造だと思う。いわゆるいいぞもっとやれというやつ。
アーサーの笑いはチック?躁的防衛?とか色々考えつつも泣いているような笑い方だなあと心配に感じていたら診断書盗むところで泣いていたので安心した
最後の笑顔も本当の笑顔だなと思って少し安心したんだけど
それまでの全てが妄想という解説をみかけたのでダークナイト含めてまた観たい