このレビューはネタバレを含みます
(~_~;)十二人のうるさい子供達!
感情移入する隙すらなし!
観ていてストレスが凄かったです。
心を空っぽにしてようやく見れるレベル。
今回はこの作品について、「疑惑」「過去」「騒音」の3つのポイントに分けてレビューしていきたいと思います。
「疑惑」
そもそもこの人たち議論が始まる前から死ぬつもりなんてサラサラなかったでしょ?
本気で思ってたのってアンリとメイコくらいしか伝わらなかったんですけど…。
そもそも本気なら1人増えただけで意味のわからない全員一致のルールとか無視でその1人を追放してでも実行するでしょ。
本気度がない割に追放は勘弁ってのもおかしな話。
もうずっと死にたい死にたいって言いながらも死ぬ気がサラサラない点にウンザリさせられました。
「過去」
過去というか、キャラの背景自体全て自分語り1つで終了のため、どのエピソードにも全く共感ができませんでした。
1つ1つのエピソードが重いテーマを扱っているはずにも関わらずこれだけ薄い内容になってしまうのは本当に残念だと感じました。
それに、重いテーマの物もあればしょうもないテーマもかなり混じっていたのもマイナスポイント。「死ぬ」という事をなめているとしか思えない彼らの態度には終始イライラしっぱなしでした。
「騒音」
とにかく言い合いが多い。もうあそこまでいくと騒音です。それに加えて明らかにどうでもいいような事まで喧嘩腰でやるものだからもう収集がつきません。
特にアンリとメイコの言い合いの部分はかなりうるさかったです。それについてもほとんどがどうでもいい事という。意味のわからない飛躍した推理を聞かされるのもイライラでしたが、こちらの不毛な言い合いはそれをより加速させました。
以上がこの作品のポイントでした。ゼロ番が生きていたり、死なせないためにこれを開いていたりとかいうあまりに拍子抜けな展開に頭が痛くなりました。
総合すると、ミステリーとしてもしょうもなく、人間ドラマも淡白。唯一いいのは役者陣の演技のみという非常に残念な映画でした。
死をテーマにするならそれなりの重みを持たせて欲しいなと感じましたね。あまりに死をなめてるとしか思えませんでした。