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クインシーのすべてのmumbleboyのレビュー・感想・評価

クインシーのすべて(2018年製作の映画)
3.8
クインシー・ジョーンズ、正直そこまで良く知らなかった。マイケル・ジャクソンとウィ・アー・ザ・ワールドのプロデューサーということは知っていたけどそれ以外はぼんやりとすごい人という様なイメージでした。あと1つ知ってたのはラシーダ・ジョーンズの父親ということ。ラシーダ・ジョーンズは「セレステ∞ジェシー」くらいしか観たことないけど、その1本だけで、すごい存在感ですっかりファンになりました。なのでクインシー・ジョーンズ本人に興味を持ったというよりもラシーダ・ジョーンズの父親としてのクインシー・ジョーンズの作品を観てみたいと思ったのでした。

今作を観てクインシーの生い立ちや長きに渡る音楽活動を詳しく知ることができてすごく勉強になったし、クインシーという人にとても好感度を持ちました。特にラシーダに対してしゃべってる時のクインシーがすごく優しい感じがして良かった。3人目の結婚相手のペギー・リプトンの声がラシーダの声とほぼ一緒だったのは驚きました。それと意外だったのがクインシーがプロデュースしたフランク・シナトラってマフィアと繋がってるみたいなことを良く言われててあまり良いイメージがなかったけど、当時ラスベガスでクインシーや友人のサミー・デイヴィスJr.が黒人であるが故にステージで演奏はするけどそのホテルに泊まれなかったり、レストランで食事を出来なかったりしたことに憤慨してその状況が変わらないなら俺はここではもう仕事しないと言ったことがきっかけで一気に変化が起きた、とのことでした。色んな人(ケンドリック・ラマー、トム・ハンクス、オプラ・ウィンフリー等々)が出てきて盛りだくさんだし、本当に唯一無二な方だなって知ることができた映画でした。
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