れとろぐ

アド・アストラのれとろぐのネタバレレビュー・内容・結末

アド・アストラ(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

全部中途半端です。
二転三転するストーリーでもなければ、ギミックもさして面白くありません。父と子の親子愛を語ろうにも、彼らが希薄過ぎるので盛り上がりに欠けます。その希薄がテーマであったりもするのですが、普通の人は憧れを抱くかもしれませんが共感はできません。
現代のような世界観ですが、月や火星に移住している人がいたり、光線銃が出てきたりと結構な未来です。これは原作がそうだからなのかもしれませんが、かなりのテクノロジーを有しているはずなのに、パイロットの心理状態を調べる手段が簡単な問いかけをして、その反応を見るというなんともアナログ。主人公の父親への接触もわざわざ火星まできておいてヴォイスメッセージって、はるばる火星まできた意味あるのでしょうか。極め付けは主人公のわがままで冥王星行きのシャトルに強引に乗り込むという愚行。目的は変わらないので主人公が行こうが行かなかろうが結果は変わらなかったのでは。
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