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アド・アストラのピポサルのレビュー・感想・評価

アド・アストラ(2019年製作の映画)
3.9
まあ宇宙空間の、しかも太陽系のはるか彼方は想像もつかないほどの孤独な世界であることはわかりきっているんだけど、死ぬ覚悟を持って内的な父との決着をつけに圧倒的な孤独を選択する様はひとり好き芸人の自分にとって目頭を熱くするものがあったよね。
ただ、自身の感情を抑制して何事も自分で完結させていたロイがあれだけの経験をしたというのに結果として心を相手に委ねることができるようになったってのはそれだけ?と、物足りなさを感じてしまうのは否めない。
2時間の中に見所がいろいろあってサービス色が強い。これがなかったら一般的には取っつきづらい映画だとは思う。
あとトミーリージョーンズはシーンによって表情変えすぎだろとツッコミどころはあったりするけど孤独映画として嫌いになれない作品だった。
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