やすやす

アマンダと僕のやすやすのレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
4.5
7月に劇場で鑑賞。

突然打ち砕かれたささやかだけど幸せな日常。最愛の
家族をテロで失い絶望感に襲われる。だけど泣いてい
る余裕はない。これから二人でどうして生きていけば
いいのか途方にくれる。
幼いアマンダのために奮闘する主人公の青年。それで
も悲しみはふとした時に訪れる。いつも穏やかな彼が
突如涙した姿がとても印象に残った。

ラスト、それまで気丈に振る舞っていたアマンダが涙
を流す。悲しみは決して消えることはないが少しでも
前を向いていこう。

過度な演出を避け極めて淡々とした作風。
強引に感動させるのではなく変な表現だが真綿で首を
締めてジワジワ攻めてくる感じ。
パリの街を二人で自転車で軽快に駆けてゆく場面も良
かった。
心に残るいい映画だ。
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