Inagaquilala

氷の季節のInagaquilalaのレビュー・感想・評価

氷の季節(2018年製作の映画)
3.6
東京国際映画祭コンペティション作品。19世紀のデンマークの寒村を舞台にした作品。タイトル通り、暗く冷たい世界が描かれていく。監督はデンマーク生まれのマイケル・ノアー。北ヨーロツパを中心に広がったドグマ95運動の世代に属する監督で、その基本は徹底したリアリズム。歴史的な物語を徹底した現実描写で貫く作風は、かなり骨太だ。過酷な冬を乗り越えるため、主人公は堪え難い選択を強いられるが、その苦渋をハードボイルドに描いている。
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