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堕ちた希望のmasaのレビュー・感想・評価

堕ちた希望(2018年製作の映画)
3.7
2018東京国際映画祭、最優秀監督賞、最優秀女優賞授賞作。
エドアルド・デ・アンジェリス監督。イタリア映画。

タイトル通り、冒頭から希望のないストーリー、映像が展開される。イタリアにあんなふうな救いのない退廃的な場所があるんだなと改めて思う。
監督のコメントによると、避難所のような所で、飢えや戦争からの難民、仕事を失った人などが辿り着く土地。
そこでは部分的には売春をしていたり、それによって生まれる子供を売るようなことをしている人たちもいるという。

生々しい映像が続き観ている方は、希望が起こらないか期待しながらつい観てしまう。
希望というものを望むから不幸になってしまうのか……決してそうでないことを祈ってラストを観終えた。
そこには確かに希望があった…
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