ゴロフキン

虐待の証明/ミス・ペクのゴロフキンのレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
3.7
児童虐待のお話。あーあ、これも実話ですか。
『幼い依頼人』と結構被る内容。あっちは法律で解決してたけど、こっちは鈍器とかナイフとかでもどうにかしてて要は好き。ハンジミンがいつもの役からは想像もつかない荒んだキャラやっててびっくり。あんな綺麗な顔してツバとか吐いちゃってなんか見てはいけないものを見た感じで要はこれも好き(あたおか)。

街で偶然見つけた身体中傷だらけの女の子を放っておけず、いろいろと気にかけてあげるハンジミン。基本めんどくさそうだけど優しさが滲み出てる。女の子(演技力が鬼)も遠慮がちながらハンジミンを信頼してて、その距離感がとってもいい感じ。いい感じから一転、女の子が自宅で受ける虐待の様子が壮絶。もちろん両親はとんでもないクズです!この辺の描写は『幼い依頼人』よりエグい気がします。要注意です。

後半の展開は誰もが思う通り。ハンジミン、ファイティン!って流れ。実話ベースだから仕方がないけど、もっとリアリティ度外視して無茶苦茶やってくれても良かったですよ。バズーカ砲持ち出すとかね。そうでないと重すぎてこっちのメンタルが浄化されない。

愛の不時着の人民班長(キムソニョン)発見。いい人すぎて好感度更に急上昇。タイトルは原題ママの『ミス・ペク』だけのがずっと良かったと思う。
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