あさと

ソン・ランの響きのあさとのレビュー・感想・評価

ソン・ランの響き(2018年製作の映画)
4.9
ベトナムの民族楽器、ソン・ランを中心に織り成される男2人の物語。

おそらくこれが初めてのベトナム映画だったんだけど、俺にはドストライクだった。まず雰囲気がよかった。薄暗くくすんだような色彩の落ち着いた映像でまとめられており、ベトナムの街並みなどに情緒を感じてよかった。

ストーリーの方もBLものかと思ってたら全然そんなシーンはなくて、いい意味で想像を裏切られた。ポスターに映ってる主演2人がまた魅力的でいいんだな。借金取りと役者という水と油のような関係だけど、段々と心が通じ合っていく過程に無理がなくよかった。借金取りを演じたリエン・ビン・ファットはKing Gnuの常田さんに感じが似てるね。

映画の紹介文を見ると同性愛みたいな書き方をされてるけど、ベッドシーンみたいなのは全然ないので普通のヒューマンドラマとしても見れると思います。見てる間、素敵な時間を過ごせたと思える映画でした。
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