このレビューはネタバレを含みます
主に会話のみで展開する上質なミステリー。もともとは舞台なのかしら。
第一次世界大戦前のイギリス。工場を経営する元市長の家では娘の婚約を祝う内輪のパーティが行われていた。妻と娘とその婚約者、そして息子。勲章を獲るかもしれない、なんて景気の良い話をしている最中、刑事がやって来て言う。ある女性が自殺したと。
彼女の決断の理由とは…
そこからはもう、次々と事実が明らかになっていく。お前もか、お前もか、と。そこからのちょっとした捻りも良かったです。
労働組合はやはり大事だな、なんて思ったりもしました。