サマー・オブ・84のとがりのネタバレレビュー・内容・結末

郊外の住宅地・イプスウィッチとその周辺の町で起こる連続少年失踪事件を背景に、少年デイビーと仲間たちの一夏の冒険を描いた80年代風ジュブナイルホラー。

…の皮を被った観客のメンタル死亡系疑心暗鬼サスペンス。
ほんの少しの爽やかさも残さないラストにこんなのってないよ、あんまりだよ…という皆の心の声が聞こえる。

とにかく隣人マッキーの怪しさが半端なく、途中まで絶対マッキーは作劇上の囮役で、本当の犯人は実は別にいると思っていたら、本当にマッキーが犯人でしかもやってることがエグすぎる。
クライマックスの地下室潜入シーンが以外とあっさりだった分、ラストの誘拐からの鬼ごっこシーンの希望のなさったらない。
蛇足とも思えるラストの展開は、絶対に観客に厭な思いさせたるぜという気概を感じるくらいだった。