人生の一つ一つの出来事はスポットで見ると悲しかった、嬉しかった、と言うシンプルな受け取り方をしてしまう。
どんな人生にもその時は楽しかったけど後々困る羽目になったことや、その時は苦しくても乗り換えて幸せになったこともある。
点で見るものではなく、全ては繋がって線になるのが人生。そういう観せ方をしてくれるのがイーストウッド監督だなと思った。
公開時は89歳。わかりやすい教訓ではないけれど、過剰ではなく悲観的でもなく、それでも面白みや映画作品としてのエンタメ性を持って私たちに人生というものを語っている。