A8

運び屋のA8のレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.9
出演者超豪華!
だが、やっぱりイーストウッドの存在感はダントツ。

仕事一筋の人生だった。しかし時代の波に置いていかれその仕事も金もさらに家族からの信頼も全て失った90歳の男が、“運び屋になる”という数奇な運命により“再生”していく物語。

銃を突きつけられひと言「朝鮮戦争を闘った俺にそんなモノは効かない」
そんな緊迫した怖い状況にも堂々とした姿が印象的。

金よりも仕事よりも大切なモノとは。皮肉にも全てを失いどん底に立たされて初めてわかるのだろう。
妻への愛。そして妻から夫への愛。
それは強く、美しく感じた。

人生はすごい。90歳になっても試練が訪れ、成長していくのである。そうやって生きていくのである。
A8

A8