[大事な事は全てイーストウッドが教えてくれた]
口が悪くて軽口をたたくのが大好き
殆ど家におらず仕事と遊びばかり
そんな破天荒おじいちゃんの人生。
酸いも甘いも噛み分けた90歳のおじいちゃんでも道を外す事があるし、この歳で学び、気付くこともある。
老いたからできないなんて事はない。
手遅れなんてこともない。何歳でもやろうと思えば反省も、やり直す事もできる。
一方で、これまでの人生で培った事もある。すぐに人と仲良くなれる事とか、好かれる事はアールがこれまで「外での評価」に注力したからこそ身についたものだと思う。
そして、ブラッドリーとのダイナーでの会話がなんかもう演じているキャラクターを通り越して師弟の会話のようで胸が熱かった…。
不謹慎かもしれないけれどイーストウッドからブラッドリーへの遺言のような…。
イーストウッドが演じるからこそ説得力があると思うし、彼自身も「自分以外の人が演じると違う意味に伝わってしまう恐れもあった。だから自分で演じるしか無いと思った」ということで10年振りの主演だとか。
メッセージきちんと受け取りました。
素晴らしい作品だった。