爺さんカッコいいなー
エンドロールを観ながら。
クリントイーストウッド監督の自伝のような作品を見せられて圧倒された。
機転が利いてユーモア盛りだくさんで…魅力的な人物だけど。
家族からは数十年も口をきいてもらえない孤独な老人。
若いうちは判らない。
気が付かない。
なんでもそうだけど。
何故なんだろうな…(苦笑)
監督のあの骨皮筋衛門の如く
細い体でチンピラ達をケムに巻く
ケ・セラ・セラf^_^;
お色気の方もまだまだ現役感
出しつつ…セリフに感慨深く…
あの歳まで行くと
こどもに帰る人と
神さま的に達観してる人がいるなあて日々思うが…
監督は俳優から監督になるまでの間沢山の人生を引きで見てきたからこそ、自分の人生もその中のひとつとして擬似化させて語れるんだろうな。すごいよ、爺さん。
怖いものが何か理解しているから
奥さんとの最期の刻をあの形で過ごす事選択した。
そして奥さんのあの気持ち。
だめんずを好きになってしまった女性のサガ。その上の倖せ。
一緒に居るのにお金は要らない。
だめんずは案外真面目な奴が
多いから(この持論なかなか理解されないです真面目の解釈が伝わらない苦笑)自己肯定感が低い人が多くて…ハッタリで生きてしまう。
兎に角対価を稼がないと存在価値を自らが認められなくて…
奥さんは全てお見通しで
それでもずっと彼とは
通じ合えなくて
あの場面で通じあえてきっと倖せ。
最期のほーで御用になった車の中でシーン。
心の底からクリントかっちょええええー。
顔がっ(苦笑)表情か?
と、初めて思いました。
主人公の
神さま的な所にいけた人だから
罪を受け入れて、最後に好きな仕事に人生を傾けるあの表情も素敵。
まだ遅くないよ。
君は僕に比べたら小娘だからね。
後悔しないで生きなくちゃ
生まれた甲斐がない。
椅子から立ち上がる時かっこえーなと共にそんな事を
思わさせた作品。