4人の若いピアニストがコンクールに出て演奏し、皆自分の中の何かを乗り越えて成長する、そんな物語。ほとんどが演奏で4人のセリフがほとんどないのは良かった。音楽が主役なんだなと思わせてくれた。
出だしのショパンの「雨だれ」はピアノの発表会で弾かされた曲。雨音のように同じ音を規則正しく叩きながらそこにメロディをのせるホップさにこれクラシックなんだぁ〜?と不思議に思っていたものだ。
月光に照らされながらドビュッシーの月の光を演奏。時折ベートーベンのピアノソナタを入れる連弾はオシャレ。
コンチェルトはオーケストラを味方につけられたら勝ちという印象を受けるのはどうなのかな。それにしてもどの演奏家も超絶技巧の選曲で、ぜひとも音の良い映画館で見たかった。残念。
審査員が演奏中にベラベラ喋ってるみたいな気がしたけどそこがモヤッ…。