なっちゃーーん

蜜蜂と遠雷のなっちゃーーんのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.5
上品で耽美なクラシックの世界におもいっきり浸れる!劇場がまるでコンサートホールのような、心地のよい極上の空間でした。美しかった〜。彼女たちが“音”にのせて激しく放つメッセージには圧倒される!もしかしたら音楽は「スポーツ」なのかもしれない。逆も然り……。

松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、4人の演技も素晴らしい!繊細で奥行きのある表情にずーーっと目を奪われた。そしてコンクールでの緊張感と臨場感がほとばしる熱い戦い!!!四者四様の“音”をからだいっぱいに感じて、おもわず鳥肌が、ぶわっと!松岡茉優、踊るように弾いてたなぁ〜。音と一体化していて、栄伝さんが実在したらああなんだろうな。クラシックに馴染みがなくても、目で見て、耳で聴いて楽しめる音楽映画だった。

そして天才たちが生きる「あっちの世界」が羨ましく、ほんのすこし嫉妬したのでした。