てるたん

ちいさな独裁者のてるたんのレビュー・感想・評価

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)
3.5
1945年4月、敗戦濃厚なドイツで脱走した兵士が偶然に大尉の制服を拾い、成りすまし、権力を手にしていくお話。

「生きたい」という根本的な欲求が満たされると、食欲、支配欲、欲にまみれた主人公。

のどかな何もない収容所で、悲惨な事件は起きる。
自分の身を守りたい、今ある状況を失いたくない、違うと気付きながらも権力に従ってしまう弱い人。

自分の欲のままに行動する。
自分の理想とする生き方を全うする為に死を選ぶ。
対照的に信念を貫く姿が描かれたシーンが印象的でした。

最後のエンドロールは笑ってしまった。
結局はチンピラみたいな集団だったな。
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