ロシア占領下。
ベルリンの壁以前の東ドイツ。
高校生たちの反骨を描く。
原作者自伝。
ささやかな反抗が大ごとに。
首謀者を挙げたい体制と
信念を貫く子たちと
事なかれで済ませたい親。
それに伴い子たちは知る。
戦時下に親が抱えた深い傷を。
各々の出自、バックグラウンドを
丁寧に描いてくれるところに好感。
おじいちゃんの存在は有り難い。
ミミズと嵐の例えは
とてもとても好みだったな。
大人たちに流されることなく
団結する彼らは
若さも相まって爽やか。
揺れるエリックには、染みた。
原作ではその後や40年後の同窓会?も
書かれているようなので
読んでみたいような。
子どもを送る親の目というのは
何とも言えない気持ちになるね。