くろねこヤマ子さんの映画レビュー・感想・評価

くろねこヤマ子

くろねこヤマ子

映画(478)
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遥かな時代の階段を(1995年製作の映画)

3.8

元祖サル顔イケメンの
永瀬くんの青さが上手く効いて
この作品を良く見せてる。

といっても好きな類ではないので
このシリーズなかなか進みません…。
(がんばれわたし…)

シリーズ1のモノクロからカラ
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パサジェルカ(1963年製作の映画)

4.3

アウシュビッツの女看守が抱く
女囚人への好意の物語。
心の動きが実に上手く描かれる。

といってもA.ムンク監督は
撮影最中に事故死してしまったので、
この作品は未完。
それを仲間たちが完成→上映へと
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DUMB TYPE 高谷史郎 自然とテクノロジーのはざま(2018年製作の映画)

3.7

文字と線と音。
そして人体から放たれる光。

装置から弾き出される、
機械的な表現方法にトキメク。

冬にダムタイプ展を
観に行っておいて
良かったなぁって思った。
じゃないと
行かなかったことを悔い
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

韓国俳優に疎いので、
メインの彼は
四千等身の後藤くんみたい
なんて思っていたけれど、
観ているうちにカッコ良く見えて
自分が作品に
馴染んでいくのを感じた。
.
とはいえ俯瞰で観ている感覚。
物語に
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我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

3.7

モノクロに合わせたのか
古い台詞回し。
作品そのものに
あざとさと可愛さを見た。
(褒めてる)
.
この監督の若い頃の作品だからか
いろいろ試みている感じに、
青さと永瀬くんの青さが重なって
シュワっ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

キャストだけを知った時、
フローレンス・ピューだけ
ひとまわり大きいし、
バランスを心配してた。←大きなお世話。
.
けれど観賞後、
ピューの鼻が上を向いてるから
エイミーに選ばれたってわけでも
なか
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

ゾンビ映画を撮ることを
監督といつものメンツが
老いてさ
好き勝手やってさ
思う存分楽しんでる感じがして
.
それだけでニヤニヤできた。
.
ティルダのアイシャドウの位置、
好きだった。
あの人はズル
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風たちの午後(1980年製作の映画)

4.5

去年の今頃に観て。
好きすぎて書けずにいた、
1年越しのレビュー。
.
苦くて儚くて
脆くて透明で、
そして赤黒い作品。
.
この時代の空気を
上手く纏っていて、
撮れたのは奇跡
…なんじゃないかと思
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

センスの塊、ここにあり。

英語になっても
ドラン節変わらず。

スターと少年。
それぞれが母親に持つ
クシュっとした感情を描く物語。
母親たちの豪華なことよ。

出てくる青年たちが
皆、魅力的なこと
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.7

次期生徒会長の座を巡り
巻き起こる学園下克上物語。

あそこまでガムシャラに
「国」を作ろうと、
彼はなぜ必死になったのかは
簡単に判っちゃっていても、
告白する菅田将暉は可愛いし、
ちょっと泣ける。
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.5

何をどう書けば良いのか
わからないけれど、
とにかく疲弊した。

とっ散らかっているし
そういった意味で
摩耶作品らしくて素晴らしい。

毎日10分ずつ観るくらいが
自分には丁度良く楽しめそう。

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.7

難民受け入れファミリーの
あれやこれや物語。
受け入れた「良き人、彼」が
さりげなく家族を包み、
家族らは各々に何かを捉え、
再生していく姿が温かい
ハートフルコメディ。

ドイツってドイツ人って
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

極上北欧コメディ。
ぼかしなし。

好奇心旺盛学生たちが
カルトコミュニティに
上手いこと誘いこまれて
散々な物語。
 
音もカメラワークも
やりたい事がわかり易い。
登場人物の構成も話の展開も
セオ
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黄金時代(1930年製作の映画)

4.0

笑っちゃうしギョっとするし
天才だなって思う。

完全にイッちゃってる男と
ブルジョアジー娘の、
熱い愛の物語が一応主軸。

イロイロぶっこみ多くて
なんちゅーもんを
観させられてるんだ
と思いながら
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.8

女王間の権力争い…ではなく。

野望まみれの男社会で、
足掻くしかなかった
女王たちの孤独を描いた物語。

野望のと向き合い方は対局。
そのコントラストが面白く、
どちらに転んでも、時に切ない。

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

意地汚いけど詰めが甘くて
なぜか憎めない
キャラクターづくりの巧さ。

お金持ち一家に
どんどん寄りかかっていき、
ひび割れていく
ある家族の物語。

家族愛はあるのに、
他人を踏みにじることは平気。
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ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

3.5

テリーギリアムの
ドンキホーテを鑑賞後、
最初はどんなのを
監督は撮りたかったのかなー?
なんて軽い気持ちで観る。

結果。
ロシュフォールが好きなので
ロシュフォールで観たかった。
という想いが単に
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

速度というのは
人を興奮させる。

体感してなくても、
客観であっても、
爽快と恐怖を行き来できる
良き題材。
感情ジェットコースターに乗れる
良き題材。
人情あったか味プラスとか無敵。

フェラーリ
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.9

男が女に。
去年約束しただろ?
と、駆け落ちを迫る物語。
ネッチリと迫る物語。

インテリ臭むんむんの
空間の使い方、時間の扱い方。
魅力的。

物語全体が不確実さに満ち溢れ、
交わした約束も
事実で
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.6

予告を観て
この色彩計画は
観たい画面だと思った。
とても好みの配色だった。

気球冒険物語。

空って雄大で綺麗だし、
見下ろす当時のロンドンもまた
美しく描かれていて良き。
小さい画面で観るのでは
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ナイルの娘(1987年製作の映画)

4.0

BGMのDESIRE。
店名ピンクハウス。
万引きしてきた
サンリオキャラクター。

王家の紋章を感じる
コミックタイトル。

ポップさと暗さが混じる空気感。

1980年代の台北アイドル映画。
その
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.7

人生とはなんぞや。
その側面を
易しく解いてくれる作品。

よくわからない塊を、
可視化してくれて
ありがとうと思った。
ゾワゾワしたし、最高でした。

舐めるような長回しは
わたしのような思考回路遅
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ビートルズが存在しない。
そんな世界を描いた、
ダニーボイル監督が素敵。

そしてまさかのベグビー。

エドがガンガン出てることよりも、
ちゃんとしているベグビーに驚く。
ロバート・カーライルの
おい
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

なんの気なしの会話から
茶道を習いはじめ、
そのままズルズルと続く物語。

エッセイストの森下典子さん
という人の自伝らしいです。
(今、知った)

お稽古ごととして
茶道ってほんと、良いと思う。
宿
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

真珠の耳飾りの少女が
等身大のおばさんに
なっていてビビる。(古)

別れを決めた夫婦が
無駄に傷つけあいながら
揉める物語。

読み取れること多い。
男にも女にも
刺さる作品だと思いたい。

黒い服
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.5

似たところで言うと「芳華」。
物語自体に目新しさはないけれど
芳華しかり、音楽と舞踏の
切り取り方が素晴らしい。

ドイツ占領下からソ連に侵攻され
社会主義国へ。
そんな時世に翻弄された、
ピアニスト
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イーダ(2013年製作の映画)

3.9

モノクロの
フォトジェニックな画面は、
歴代のポ映画監督たちのそれを
脈々と受け継いでいる感じ。
音楽がお洒落なのも。

黒目がちのマリアことイーダ。
彼女の瞳の強さは
モノクロームにとても合う。
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真実 特別編集版(2019年製作の映画)

3.7

母と娘が
雪解ける物語。

ドヌーヴの母娘物語は
ルージュの手紙というのを
数年前に観たけれど、
それよりはこちらが好み。

人はみんな魔法が使えるっていうのは
うん、そうだなって思った。
イーサン・
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

4.0

バーバラ・ハリスの
コケティッシュ且つ
コミカルな可愛さが、
今ヒッチコック作品の緩ませ役。

ていうかめちゃんこ可愛い。
ここのジャケ写が
カレン・ブラックなのが惜しい。

インチキ女霊媒師とその恋
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ブラック校則(2019年製作の映画)

3.6

恥ずかしながら
ノベライズ本を読んでからの鑑賞。
けど、読まない方が良かったな。

存在空気の男子高校生が、
好きな女の子のために
イケてないまま頑張る姿を
此元節を効かせながら魅せる物語。

陰キャ
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.6

前作よりも全体的に向上。

エルファニングの
ファンシーさを
再確認するための作品。
エルたん見てると
甘酸っぱい気持ちになる。

溺愛娘の笑顔が
見たかっただけなのに、
陥れられて姿を晦まし、
けれ
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チャーリー・セズ / マンソンの女たち(2018年製作の映画)

3.4

普通だった。
残念だった。

ある男を崇拝するが故に、
無残な殺人事件の実行犯へと
落ちていった女たちの
そこへ至るまでの物語。

胸を抉るような描かれ方
なのかと思いきや、肩すかし。

少し甘めにな
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

寸分狂いのない
タランティーノ節の中に。

彼はこの作品で
「こうだったらいいのにな」
を描いた。
坂道を歩く後ろ姿からのラストは
なんか泣けた。愛が溢れてた。

シャロン・テート殺害事件への
新しい
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落としもの(2010年製作の映画)

3.6

アカデミー賞短編映画
アニメーション賞受賞作品。

ショーン・タンの世界展
にて鑑賞。

味気ない日々の中、
とある生き物と出会ったことで
世界に色が着いた。
そこにカラフルがあった。
少年時代のある
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

やっぱり猫が好き信者としては
三谷幸喜といえば
(長尺の括りであれば)
やっぱり猫が好き殺人事件
って思うし、

あの頃から彼そのものの
根幹の変化は感じないし、
三谷作品を初めて映画館で観てみて
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ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

3.9

じっくりと対象を捉えるカメラ。
物語はミニマムに切り詰められ、
余白が浮き上がる。

多分、とってもシンプル仕上げ。
澄み切った空気を
存分に味わうことができる
視覚が喜ぶ素敵作品。

ついでにソバー
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