くろねこヤマ子

哀れなるものたちのくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
圧倒的映像美。
加えてドレスの美しさ。
エマちゃんの
良さを引き立てるカッティング。
チグハグの美しさを浴びる140分。
ビジュアルの暴力。
「組み合わせ動物」だってハイセンス。
血も肉もこの物語では美しい。

好奇心の塊系
且つビジュアル良し子の、
感情豊かなイケイケgogo物語。
斜めから気持ちに刺してくる快感がある。

映画っていいなー。
ええエンタメ観た感で満ちる。
まだまだ物語は楽しいものなんだと
希望を感じたというか。

「ロブスター」的な要素も
「籠の中の乙女」的な要素もあって
ワクワクした。
あー!監督の伝えたいことって一貫してるぅ
って痺れた。
これは「女王陛下〜」の時には
あまり感じなかった感情かもしれない。
(わたしが鈍感だからかもしれんけど)

なんせパンフレットを買えなかった
売り切れ組なので色々妄想しちゃうよね。
咀嚼して
咀嚼して
ニヒヒってなる。

ねぇ?なんであそこ、
クローズアップにした?
って妄想して、ニヒヒってなる。

それで全然レビュー書けなかった。

ハンナ・シグラの出てた。
甲板の上の彼女の説得力。
物語がピリっとしまる。アツい。
マリアブラウン〜ってなる。(ならない)

キモくってグロくって
エロくって歪んでいて、知的。
エロはちょっとしつこい気がしたけど、
ヨルゴス監督そういうとこあるからな〜
なんて彼女ヅラしてみる。(はぁ?

こんな良い作品つくっちゃって、
監督の次作が心配。(大きなお世話)