くろねこヤマ子

ウーマン・トーキング 私たちの選択のくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

4.1
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男たちに上手く飼い慣らされた女たち。
女たちはその非道な扱いが
明らかな犯罪であることに気づき、
男たちを恐れながらも
この先の自分たちの未来を
どこに託すかを話し合う2日間の物語。
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実話ベースなのは知っていたけれど
基本、情報を入れずに見るタイプなので
西部開拓時代とかその辺りの話だと
勝手に思い込んでいた。
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そのため劇中、
突如流れたDaydream Believerに
一瞬パニくる。
え?なになに?どうした?ってなる。
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このやり口を巧いと思ったのは観賞後改めて。
この世界観に超異質。
グッと惹きつけるための投入剤に
自曲が選ばれるとは
The monkeysも思ってなかっただろうなー。
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但しエンドロールにまで持ってくるのは
分からんでもないけど過剰かと。
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事件そのものはきっかけに過ぎず
話し合いの過程に
この作品の魅力はあると思う。
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思うことは溢れるほどあれど
多くを語ることはやめておく。
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この作品、劇場で観てもらいたいなぁ。
倍速、あるいはそれ以上で見ることも
全然楽勝だろうけど、
ジリジリとした時間を
サボらずにきちんと見届けた方が
胸にくるものがあるって信じてる。