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ぶどう月のnagashingのレビュー・感想・評価

ぶどう月(1918年製作の映画)
3.5
タイトルバックが子どもの天使感もあいまってとんでもなく美しい。連続活劇において1話17分だったり72分だったりした大胆すぎる構成センスは健在。一番ヤバそうな悪役があっけなく退場し、あきらかに長すぎる挿話へと唐突に脱線する。『レ・ヴァンピール』とまったく同じで笑った。底なしの闇が広がっているような貯蔵庫のホラー感や、大量のぶどうが果汁たれ流しながら運ばれたり発酵したりするなまめかしさは魅せる。ヒロイン格の姉妹がめちゃクソ美人で最高。
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