Mpoppins

ウエスト・サイド・ストーリーのMpoppinsのレビュー・感想・評価

4.0
ウエスト・サイド・ストーリー。
「ウエスト・サイド物語」を再鑑賞してから映画館へ。


細かい説明等は無しで感じたままに書かせていただきます。

鑑賞前の気になっていたポイントは2つ。
①オープニング。1961年版は空撮で大都会からずーっと主人公たちが住む街までが映され、台詞や説明がなくても空から見ても土地柄の違いがわかった。今回はどんな風に始まるのか?
②もう一つは、歌。1961年版は出演者が後で自分の歌が別の人に吹き替えられてたり…。


本編始まるやいなや、左右(前後?)から聴こえるコンガ?ボンゴ?みたいな打楽器音。これだけで心鷲掴み❤「これぞ映画館での映画鑑賞💕」と言うなんだか久しぶりのワクワク感。
そして、気になるオープニングは至ってシンプル。廃棄物がいっぱいある景色と宅地開発の看板。
オープニングのカッコ良さでいうと1961年版の方が好きでした。

★良かった点
・ストーリーの流れは1961年版より説明が多めで解りやすかったです!
・ダンスのキレ!さすが!!
「アメリカ」「マンボ!」…どれもカッコよかったです😊
・歌!1961年版は歌によって「これは敢えての台詞優先?音程は二の次?」と感じるところがあったが、今回は違和感なく😊
特にトニーが歌う「マリア」の最後。オクターブあんなに綺麗に歌えるなんて凄いなぁ😍😍

★気になった点
・出来れば1961年版のワンシーン、ジョージ・チャキリスがメンバーと三人でY字みたいなポーズのあたりの振り付けが観たかった(単に見逃していたらすみません)
・1961年版は対立する2つのグループがいつぶつかり合ってしまうのかというギリギリの一触即発感にヒリヒリしたのですが、今作は「もういきなりガッツリと喧嘩してるやん!💦💦」となってしまいました。
・歌の順番🤔ブロードウェイ初演と1961年版とでも何曲か順番が違うそうですが、今回も1961年版と何曲か順番が違っていました。解釈によって「これはこの場面でもありか〜」と思えましたが、唯一「I feel pretty」❗❗これは、1961年版のようにマリアがトニーと出逢った翌朝に歌った方が、マリアのトニーに出逢ったときめきが引き立ち、可愛さが倍増したのでないだろうか?と感じました。
・歌の順番に派生して、時間軸がなんだか微妙につじつまが合わない感じがして、今作は気持ち悪かった。先述の「I feel pretty」で言うと、待ちあわせ昼の2時でしたよね??待ちあわせ遅れてません?とか、別のシーンでもトニーに行かないって言ってましたよね?けど「遅れる」っていう伝言??



と、ちょっと気になる点はありましたが、そんなこと結局どうでもいいと思わせてしまう名曲の数々でそれだけで幸せな時間でした✨✨
50年以上経っていても古臭さを感じない名曲の数々。バーンスタイン万歳🤗
Mpoppins

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