よねっきー

ウエスト・サイド・ストーリーのよねっきーのレビュー・感想・評価

4.5
初めて撮ったミュージカル映画で、映画の歴史更新しちゃってる気がする。スピルバーグ、やはり恐ろしいお爺ちゃん。

「ミュージカル」と「映画」という、似たようでかなり質の違う二つの芸術形態を、初めて完璧に一つにした作品なんじゃないだろうか。今まで結構たくさんミュージカル映画を観てきたけど、ああおれは「ミュージカル映画」なんて今まで観てなかったんだな、と気付かされる。これこそミュージカル映画だよ。カメラが踊ってる映画を観たのは久々だ。

ホワイトウォッシュの是正的な意味でも、演出面での技術的な更新という意味でも、映画史に残る名作をリニューアルするだけの意義があったと思う。これは大事です。改悪でしかないリメイク映画も多いもの。

しょうがないんだけど、ストーリーはしょうもない。ミュージカルだからみんな許してるし気付かないフリしてるけど、これはしょうもないです。でも気づかないフリするほうが粋だったりするよね。まあ楽しく観ましょ、マンボ!
よねっきー

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