アメリカの評論家たちからボロクソに叩かれまくりラジー賞最有力と言われていますが、海外のレビューを読みましたが向こうの人達は凄いですね。
1番笑ったレビューは「猫にとって犬誕生以来の悪夢」でした。
言われている程の◯ソ映画という訳ではなかったです。
個人的に舞台を観に行くのが好きで「キャッツ」も2回観ましたが、元々映像化に向いていない作品です。
舞台版よりもネコ成分多めのデザインは若干キモいですが舞台版と乖離がある訳では無いと思います。
ただ舞台というのは書き割りやセットや暗転を観客側も飲み込み、いわば演者と観客の共犯関係で世界を構築するのであの奇抜なネコ達を受け入れられるのだと思います。
ストーリーという物はほぼ無く、特徴的なネコ達のショーを楽しむのですがイマイチ乗り切れませんでした。
名だたる名優や類稀なるダンサー達がでていますが、猫耳やシッポの動きが俳優の演技のノイズになっています。
ダンサー達の素晴らしい動きも頻繁なカット割りやおそらくワイヤーを使っているシーンのせいで逆に凄さが伝わりにくくなっています。
舞踏会のシーンは良かったと思います。
まあ「メモリー」を歌い上げればアガることにはアガるのですが、個人的に好きだったラム・タム・タガーとスキンブルシャンクスのパートがイマイチだったのでこの点数です。