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キャッツのtottsunのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
2.0
「CATS」🎬8
空に満月が昇ったある晩、ロンドンの一角にあるゴミ捨て場には個性あふれる“ジェリクルキャッツ”が集う。それは生涯にたった一度、新しい人生を始めることができる一匹の猫が選出される特別な舞踏会が催される夜だった。
実は2日後劇団四季版のCATSを観に行くんです。私は以前何度か舞台版とDVDのイギリス版を見たことあったので旦那さんに説明がてらこの映画を観てもらおうかと当初思ってたんですが…予告見てびっくり!
あまりの人間らしさ(生々しさ)にドン引きでしたw
それで見るか見ないか葛藤したけどあまりの評価の低さに怖いもの見たさで見たくなって私だけで見ることにしました。
スクリーンがグレードアップされてれば嫌悪感も緩和されるかなって思ったのでIMAXにしてみたけど…
うーん。(苦笑い)
好き嫌い分かれますね。初めて見た人は「なんじゃこりゃ!」って思うだろうし、舞台版が好きな人からすれば「絶句…」かも。
元々CATSってストーリーがあるかっていうとそこまでのものがあるわけでは無くダンスと歌で自分たちの自己紹介していくみたいなものだから原作の小説読んだことあるけど元々そこまでかっちりしてないんですよね。
だからミュージカル苦手な人が舞台版見てもほぼセリフなしだからそもそも好き嫌いが出やすいんですよ。
でも感動する人はその歌やダンスの迫力に圧倒されてまた観たい!ってなるんですよね。
元々そんなスタンスなのに映像化しちゃったもんだから中途半端すぎて…確かに踊って歌ってるけど何にも感じない。
こんなに呆気に取られた「メモリー」は初めて。2幕が好きでガス、グロールタイガー、ミストフェリーズ、スキンブルシャンクスのシーンがお気に入りなんだけど…カットされすぎてなんか違う!
グリドルボーンの歌好きなのに…
批判の多いCGだけあって…手と足が普通の人間なの違和感しかなかったな…
猫によっては毛も生えてない、色形そのままだし…
なんで靴履いてる猫とそうじゃない猫いるの?スニーカー履いてるのは特に違和感だったなあ。
あと尻尾!!
踊りの邪魔っていうかみんな同じ長さ太さで変な動きするからそればっかり気になる。
せっかくみんな踊ってるのにアップ多用されすぎて目が回るかと思った…
舞台版はちゃんとみんなの個性が見えて良いのにまず猫に見えるかそうじゃないか…っていう部分からスタートするから集中できない…
物と猫の大きさの比率もおかしく感じるところ多くてうーん。
ネズミとGのシーンも…
マンカストラップ、ミストフェリーズなどメインどころの猫しか違い分からなくて女の子たちはヴィクトリア以外誰が誰か分からず…
あー。ついつい悪口ばっかり書いてしまった…
最後の天上に上がるのはアンドリューロイドウェバーのあの作品のオマージュですかね?
CATSが好きで今作楽しみにしてる方、正直値段はかなり違うけど劇団四季予約したほうがいいかも。
個人的にも今回劇団四季の興奮、余韻の後これ見たらひっくり返ってたかもww
私的には☆☆かな。
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