ちゅう

キャッツのちゅうのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.4
詩的で幻想的な世界


TSエリオットの詩は大学生の時に読んだ、という記憶があるだけで内容については全く覚えていない。
ミュージカルも観たことがない。


もともとの原作が詩ということもあってかストーリーというストーリーがなく、この映画が楽しめるかはとにかく歌と踊りとビジュアルに魅せられるかどうかにかかっている。

僕はというと、楽しいと思った曲もあったけど眠くなってしまった曲もあった。
ストーリーがほとんどないので、曲が好みかどうかにとても左右されてしまう気がする。

「メモリー」と「ビューティフルゴースト」は良かった。
特にクライマックスの「メモリー」はぐっときて気持ちが揺らいだ。
エンドロールでもこの2曲が流れて最後まで楽しく聴けた。


余談だけど、テイラースウィフトが出てたのは気づかなかった。
エンドロールで「ビューティフルゴースト」のところに名前があったのは気づいたんだけど。


世界観としてはよくできていたと思う。
ビジュアルが綺麗だった。
ミュージカルのキャッツを再現したというよりは、TSエリオットの詩から想起される雰囲気を再現したのではないかと感じる。
根拠はないけど。

予告映像でビジュアルと曲に惹かれるのであれば楽しめるのではないかと思う。
ちゅう

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